暗号資産取引所CoinWが、暗号資産を日常決済に利用できる「CoinWカード」を正式に展開している。Visa/Mastercardネットワークを利用することで、暗号資産を世界中の店舗やオンラインサービスで支払いに使える点が特徴だ。

暗号資産と日常決済をつなぐ「CoinWカード」

CoinWカードは、ユーザーがCoinWアカウント内で保有する暗号資産をチャージし、決済に利用できるデビットカードだ。

カード種別は「バーチャルカード」と「実物カード」の2種類。

使い勝手と安全性がポイント

CoinWカードには、暗号資産カードとして求められる基本機能が揃っている。

  • 世界9,000万以上の加盟店で利用可能
  • 決済時に暗号資産を自動換算
  • ユーザー資金を購入用アカウントへ自動分離し、安全性を確保
  • キャッシュバック、招待ボーナスなどの特典も提供

特に、資産と決済用残高を自動分離する仕組みは、リスク管理を重視するユーザーのニーズにも合致している。

新バーチャルカード登場

今回登場した新バーチャルカードは、Mastercardブランドを採用し、USD建てで発行される。発行手数料はキャンペーン期間中は無料となり、月額料金も不要。チャージ手数料は1.5%、利用手数料は無料と、日常的に使いやすい料金体系が特徴だ。Apple Pay、Google Pay、Samsung Payといった主要ウォレットに対応しており、Amazon、AliExpress、Facebook広告、GitHub、Netflix、ChatGPTなど、多くのオンラインサービスで利用できる。オンライン広告出稿やAIサービスの支払いなど、暗号資産ユーザーが利用する幅広いシーンをカバーしている点も注目される。

利用シーン別に選べる3種類のバーチャルカードを徹底比較

「CoinW iPay カード」は、Apple PayやGoogle Pay、Netflix、ChatGPTなど幅広いオンラインサービスで使える汎用型。「SGDバーチャルカード」は、Google広告やWeChat HK、Amazon、TikTokなど、広告出稿やEC利用に強みを持つタイプで、有効期限は最長の5年間となる。一方、「USDバーチャルカード PRO」は、ChatGPT、Amazon、eBay、PayPalなどでの決済に特化し、KYC書類が不要なのが特徴だ。

Coinwが配布する資料より

CoinWが展開するバーチャルカードは、暗号資産をより実用的に活用したいユーザーに向けて、利用シーン別に最適化された選択肢を提供している。決済対応の広さ、手軽な発行プロセス、KYC要件の柔軟さなど、既存の暗号資産カードにはない利便性が見られ、日常生活におけるクリプト決済のハードルを下げる存在と言えるだろう。

CoinWカード公式サイト
https://www.coinw.com/ja_JP/crypto-card