クロスチェーンインフラの構築を目指してきたプロジェクト「TOKI(トキ)」は23日、プロジェクトの終了を決定したと発表した。これに伴い、現在運営中のサービス、将来のリリース予定、および独自トークンのローンチ計画のすべてが白紙となる。

今回の決定は、プロジェクトにとって「極めて困難な決断」であるとしており、今後は段階的なシャットダウンが進められる。

サービスの段階的な停止

プロジェクトの終了に向け、まず以下の機能およびプログラムが即座に停止される。

  • クロスチェーン転送機能の無効化
  • 流動性預入れ(Liquidity deposits)の停止
  • 報酬プログラム(流動性インセンティブおよびTOKIポイント)の終了

ユーザーは今後、新規の資産運用や転送を行うことができなくなるため、注意が必要だ。

コミュニティへの補償:トークンに代わる「バイバック」の実施

TOKIは、これまで貢献してきたコミュニティを「置き去りにしない」と強調している。当初予定されていた独自トークンのローンチは中止されるが、その代替措置として、ユーザーの貢献度に応じた**バイバック(買い戻し)**が実施される予定だ。

バイバックの対象となるのは以下の2点である。

  1. 流動性インセンティブ(TOKI Rewards)
  2. コミュニティインセンティブ(TOKI Points)

これらのバイバックに関する具体的な詳細やスケジュールについては、来週発表される予定となっている。

今後の展望とDatachainの動向

TOKIとしてのクロスチェーンブリッジ事業は幕を閉じるが、パートナー企業である**Datachain(データチェーン)**は引き続き、機関投資家向けのコア・インターオペラビリティ(相互運用性)インフラの構築を継続するという。

TOKIが掲げていた「異なるブロックチェーン間を安全に繋ぐ」というビジョンは、今後Datachainによるエンタープライズ向けの取り組みへと引き継がれる形となる。

出典

https://twitter.com/tokifinance/status/2014302981827821568?s=46