Microsoftは9日(現地時間)、「Microsoft 365 Copilot」の新機能として、AnthropicのAIモデル「Claude」を本格導入することを発表した。さらに、Claudeが自律的に作業を代行する技術を統合した「Copilot Cowork」の研究プレビューを一部顧客向けに開始している。

1. 業務を自律作業する「Copilot Cowork」

今回のアップデートの目玉である「Copilot Cowork」は、コーディング以外の多くのオフィスワークをAIに任せられる機能だ。 MicrosoftのWork IQと連携し、OutlookやTeams、ExcelなどのMicrosoft 365全体から情報を収集・理解する。ユーザーがタスクを依頼するとAIが計画を作成してバックグラウンドで実行するため、ユーザーはチェックポイントごとに進捗確認や承認を行うだけで業務を進行できる。

2. 4つの主要なユースケース

Copilot Coworkの利用例として、以下の4つが挙げられている。

  • カレンダーの整理:優先事項を判断し、会議の承諾・辞退・再スケジュールや集中時間の確保を自動で行う。
  • 会議資料の作成:関連情報を抽出し、プレゼン資料などの成果物一式を生成する。
  • 迅速な企業調査:Webや業務資料から情報を収集・分析し、引用付きの調査レポートを作成する。
  • 新製品のローンチ計画:競合比較表の作成や顧客向け資料、タスクのアウトライン計画などを自動化する。

3. Claudeの並列提供と「Agent 365」

「Wave 3」と呼ばれるアップデートにより、Copilotのチャットサービスとして従来のOpenAIモデルに加え、Anthropicの「Claude」も並列で利用可能となる。 また、組織全体でAIエージェントのセキュリティを損なうことなく一元的に監視・統制できる管理ツール「Agent 365」も5月1日より一般提供される(1ユーザーあたり月額15ドル)。

出典

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2091878.html