【2026年6月14日】国際銀行間通信協会(SWIFT)が主導するブロックチェーン決済パイロットにおいて、25行を超える金融機関が本番環境での稼働を開始したと、2026年6月11日付けの複数金融メディアが報じた。送金・決済の国際インフラに暗号資産・分散台帳技術(DLT)が本格的に組み込まれる歴史的な一歩となる。

SWIFTのブロックチェーン活用とは

SWIFTは従来、金融機関間のメッセージング(MT規格)を担う中央集権型のネットワークだった。今回のパイロットでは、ISO 20022規格とDLTを組み合わせ、クロスボーダー送金のリアルタイム精算・透明性向上・コスト削減を目指している。参加行にはJPモルガン、シティ、BNPパリバなど大手が含まれるとされ、アジア圏の地銀も複数加わっているという。

暗号資産市場への影響

大手銀行がオンチェーンインフラを本格運用する事実は、「ブロックチェーン=投機」というイメージの刷新を促す。短期的な価格インパクトより、規制対応の進展、ステーブルコインの基準明確化、機関マネーの恒常的な流入といった構造変化が重要だ。とくに、米国のGENIUS Act(ステーブルコイン規制)の施行時期と重なれば、ドル建てトークン化資産の取扱いが一気に整理される可能性がある。

投資家としてどう捉えるか

「銀行がブロックチェーンを使う」事実そのものは特定銘柄の値上がりを保証しない。注目すべきは、① 決済レイヤーで採用が進むパブリックチェーン② オラクル・ID・コンプライアンス領域の基盤プロジェクト③ ステーブルコイン発行体の3分野。価格ではなく「採用実績」を追う長期視点が有効だ。

関連リンク

※本記事は2026年6月14日時点の公開情報に基づくニュース要約であり、特定銘柄・商品への投資を推奨するものではありません。記載のスケジュール・参加行数は今後変動する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。