上値を抑える構造

CoinDeskは、暗号資産市場が次の強気相場に向かううえで3つの障害に直面していると報じた。STS DigitalのCEOは、機関投資家のオプション売り、AI関連の不確実性、米国規制の遅れを挙げている。

ビットコインETFの普及により、機関投資家のヘッジやオプション戦略が市場に与える影響は大きくなっている。現物需要があっても、派生商品の売り圧力が価格上昇を抑えることがある。

規制とマクロの重さ

AI関連株の調整やリスク資産全体のボラティリティも、暗号資産市場に波及しやすい。さらに、CLARITY Actなど米国の市場構造法案が遅れれば、企業と投資家は長期判断をしにくくなる。

強気相場には資金流入だけでなく、制度面の見通しと市場構造の安定が必要だ。暗号資産市場は、ETF時代に入ったことで、伝統金融のポジション管理と政策期待により強く左右されるようになっている。

小宮滉

この記事の著者
小宮滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。
また、Web3・ブロックチェーン領域の開発を中心に活動しており、LINEおよびKakaoが支援するパブリックブロックチェーン「Kaia」のアンバサダーとしても活躍。LINEヤフー株式会社のグループ会社であるLINE NEXTとエージェンシー契約を締結し、LINE Mini Dappの導入支援を行っている。