実資金を使った実証

BIS関連の実証で、グローバル銀行がトークン化マネーを使った国際決済をテストした。CoinDeskの報道によると、JPMorgan、Citi、UBSを含む28行が参加し、100万ドル規模の実資金をブロックチェーン基盤で移動させた。

国際送金は、時差、コルレス銀行、流動性管理、コンプライアンス確認が絡むため、ブロックチェーン活用の有力領域とされてきた。

銀行マネーのトークン化

重要なのは、暗号資産ネイティブなステーブルコインだけでなく、銀行預金や中央銀行マネーに近い形のトークン化も進んでいる点だ。

今後は、預金トークン、CBDC、規制準拠型ステーブルコインがどの用途で使い分けられるかが焦点になる。金融機関にとっては、送金速度だけでなく、法的確実性と既存決済網との接続が普及条件になる。

小宮滉

この記事の著者
小宮滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。
また、Web3・ブロックチェーン領域の開発を中心に活動しており、LINEおよびKakaoが支援するパブリックブロックチェーン「Kaia」のアンバサダーとしても活躍。LINEヤフー株式会社のグループ会社であるLINE NEXTとエージェンシー契約を締結し、LINE Mini Dappの導入支援を行っている。