【2026年1月15日】 2026年1月13日、暗号資産(仮想通貨)ETPのパイオニアであるスイスの21Sharesと、英国の資産運用会社ByteTree Asset Managementが共同開発したETP「BOLD」が、ロンドン証券取引所(LSE)に上場した。

「BOLD」は、世界で初めて「デジタル・ゴールド」としてのビットコイン(BTC)と、伝統的な安全資産である「金(ゴールド)」を一つの商品に統合したETPである。インフレヘッジとリスク分散を同時に追求する新たな投資手段として、機関投資家および個人投資家から大きな注目を集めている。

逆ボラティリティーによる独自のリバランス戦略

本商品の最大の特徴は、単純な時価総額加重平均ではなく、「逆ボラティリティー(価格変動率の逆数)」に基づいた月次の自動リバランスを採用している点にある。

具体的には、過去360日間の価格変動率を測定し、変動が小さい資産(主に金)の配分を増やし、変動が大きい資産(主にビットコイン)の配分を減らす仕組みだ。2026年1月時点の構成比率は、金が約66%、ビットコインが約34%となっている。この戦略により、ポートフォリオ全体のリスクを一定に保ちつつ、市場の過熱局面で利益を確定し、割安な局面で買い増す「安く買い、高く売る」の自動化を実現している。

実績と市場の背景

2022年4月にスイス証券取引所(SIX)で初めて設定されて以来、「BOLD」は優れたパフォーマンスを記録してきた。2025年末時点の英ポンド建て累計リターンは122.5%に達しており、これは同期間のビットコイン単体(111.3%)や金単体(113.0%)のリターンを凌駕する。

背景には、英国の金融行為監督機構(FCA)による規制緩和がある。2025年後半、FCAが仮想通貨関連ETPへのアクセスを個人投資家(リテール)にも開放する方針を示したことで、今回のLSE上場が実現した。

参考

https://cryptonews.com/news/21shares-lists-bitcoin-and-gold-bold-etp-on-london-stock-exchange

https://www.coindesk.com/markets/2026/01/13/21shares-bitcoin-and-gold-exchange-traded-product-debuts-on-london-stock-exchange