開催概要

  • 主催:株式会社イオレ
  • 日時:2025年10月14日(火)11:00–13:00
  • 趣旨:次世代金融インフラ「Neo Crypto Bank構想」の戦略発表と有識者によるセッション

プログラム

  • オープニング:経営方針と当領域に注力する背景を提示。
  • 事業戦略セッション:構想の中核機能、導入ロードマップ、協業方針を解説。
  • 特別トーク:政策・交換業・Web3事業者が実装課題と普及要件を議論。

発表の要旨

Neo Crypto Bankの狙い

暗号資産を活用した決済・送受金・運用を一体の体験に束ねる“金融のハブ”。ウォレットと本人確認を前提に、安全性と利便性を両立する日常利用を目指す。

目標とタイムライン

国内での到達目標を明確化。2027年前後の一般公開を見据え、段階導入でKPIを検証。

実装アプローチ

法令順守とUXの同時達成に重心。KYC/AML・資金分別・監査ログの“運用前提”を初期から設計し、ウォレット/分散ID/決済ゲートウェイなどの協業で開発速度と安全性を確保。

エコシステム形成

ID・ウォレット領域の連携、DATやレンディング領域での外部ノウハウ導入により、Web2金融との橋渡しを加速。

“機能の足し算”ではなく、“責任分界まで設計されたUX”へ。

パネル論点

  • 制度・実装の両立:ETFやトレジャリー活用の広がりに対し、UX標準化とセキュリティ・ガバナンスの明確化が不可欠。
  • Web2連携:日本円の入出金、加盟店決済、給与・税務との接続をどこまで滑らかにできるか。
  • 体制と人材:分散ID、KYC/AML、監査ログ等の基盤整備と、パートナー連携によるスケール設計。

関連プレスの要点

UPBONDとの業務提携(10/14)

  • Login3.0やAIエージェント等の知見を取り込み、分散ID(DID)・ウォレットを中核コンポーネントとして連携。
  • テックアドバイザー参画やチームイン体制で、設計レビュー/初期実装を強化。
  • 中期ではUPBONDの新規事業とプラットフォーム連携も視野。

Animoca Brands Japanとの協業開始(10/14)

  • DAT(デジタルアセット・トレジャリー)領域で基本合意。
  • 暗号資産の保有・運用・ステーキング/レンディング等を通じ、企業価値向上を支援。
  • Neo Crypto Bank構想の資産運用面での実装を加速。

FINX JCryptoとの戦略的協業検討(10/14)

  • 暗号資産交換業者(関東財務局長 第00012号)との枠組み合意。
  • BTC関連の金融商品やレンディング、カストディ等の共同検討。
  • Avenir Groupの国際ネットワークを活かし、流動性・OTC条件・体制強化を協議。

ZUUとのレンディング協業開始(10/14)

  • 資本業務提携(2025/4)の流れを受け、暗号資産レンディング事業で具体連携へ。
  • ZUUの販売ネットワーク・顧客基盤を活用し、個人・法人向けの提供を拡大。
  • “安全性・透明性・拡張性”を軸に、社会実装を推進。

今後のチェックポイント

  • 規制適合の具体化(資金決済法・犯収法・トラベルルール、カストディ分別管理、ステーブルコイン方針)
  • オン/オフランプのUX(日本円↔暗号資産の導線、手数料、所要時間、チャージ体験)
  • レンディングの提供体制(リスク管理、KPI、販売パートナーとの役割分担)
  • DATの運用ポリシー(資産配分、ステーキング/DeFi活用、監査と透明性)
  • 連携領域の拡張(ID・ウォレット・決済ゲートウェイ・流動性の各社続報)

参照:

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000247.000030850.html https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000030850.html https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000030850.html https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000244.000030850.html