ロールアップ向けの共有シーケンシング(Shared Sequencing)ソリューションを開発するEspresso Systemsは12日、メインネットの正式稼働とともに、ネイティブトークン「Espresso (ESP)」をローンチした。

同日、BinanceやKuCoinなどの主要暗号資産取引所が一斉にESPの取扱いを開始。また、初期貢献者やエコシステムユーザーを対象とした大規模なエアドロップ(無料配布)も実施され、市場の注目を集めている。

1. 総供給量の10%を即時エアドロップ

今回のToken Generation Event(TGE)における最大の特徴は、その供給メカニズムにある。 Espressoは初期総供給量(35.9億ESP)のうち**10%**に相当する3億5900万トークンを、過去のテストネット参加者や特定のL2ユーザー、NFTホルダーなど、30以上のカテゴリーに該当する100万以上のアドレスへエアドロップした。

さらに、多くのプロジェクトが採用する「ベスティング(権利確定期間)」を設けず、**全てのトークンをロックなし(Fully Unlocked)**の状態でリリースするという異例の戦略をとった。これにより、透明性の高い市場供給が実現する一方、配布直後は短期的な売り圧力が観測されている。

2. イーサリアムの「断片化」を解決するインフラ

Espresso Networkは、イーサリアム上のレイヤー2(L2)ロールアップ間で生じている「流動性と相互運用性の断片化」を解決するために設計された基盤レイヤーだ。

独自のコンセンサスプロトコル「HotShot」を用いることで、L2トランザクションの高速なファイナリティ(数秒での確定)を実現。ApeChain、Celo、Arbitrumといった主要なブロックチェーンプロジェクトが既に統合を進めており、ESPトークンはネットワークのセキュリティ維持(ステーキング)やガバナンスに使用される。

3. 大手VCが支援、市場の反応は

Espresso Systemsは、Andreessen Horowitz(a16z)やSequoia Capitalといったトップティアのベンチャーキャピタルから支援を受けていることでも知られる。

Binanceは同トークンをボラティリティが高い「シードタグ」付きで上場させた。上場初日の価格動向は、エアドロップ受給者による利益確定売りで乱高下しているものの、長期的には「モジュラーブロックチェーン」の中核インフラとして、L2エコシステム内での需要拡大が期待されている。

出典

https://x.com/espressoFNDN/status/2022024337558319321?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E2022024337558319321%7Ctwgr%5Ee7ecf13e4356090da65926903be0a1c02475db7e%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fjinacoin.ne.jp%2Fespresso-esp-20260213%2F