ETF時代の相場調整

Bitcoin ETFの普及により、暗号資産市場は以前よりも伝統的な金融市場の資金フローと連動しやすくなっている。ETFから資金が流出する局面では、現物需給だけでなく投資家心理にも影響が出る。

CPIや米金利、ドル指数が動くと、暗号資産はリスク資産として売買されやすい。独自材料があっても、短期ではマクロ環境に押される場面がある。

確認すべき4指標

相場調整時には、ETFフロー、先物建玉、取引所のBTC残高、ステーブルコイン供給量を確認したい。価格だけでは、現物売りなのか、デリバティブの清算なのか、単なる薄商いなのかを判断しにくい。

長期投資家にとっては、ETF流出が一時的な利益確定なのか、機関投資家の配分変更なのかが重要だ。市場が制度化するほど、暗号資産はマクロとオンチェーンの両方から読む必要がある。

小宮滉

この記事の著者
小宮滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。
また、Web3・ブロックチェーン領域の開発を中心に活動しており、LINEおよびKakaoが支援するパブリックブロックチェーン「Kaia」のアンバサダーとしても活躍。LINEヤフー株式会社のグループ会社であるLINE NEXTとエージェンシー契約を締結し、LINE Mini Dappの導入支援を行っている。