流入とAUMは別物

BlackRockの暗号資産ビジネスは、投資家資金を集めながらもAUMを大きく減らした。CoinDeskによると、同社のデジタル資産商品は前年の796億ドルから488億ドルへ減少した。

一方で、過去12カ月の純流入は151億ドルに達している。新規資金が入っても、ビットコインやイーサリアムの価格下落による評価損がそれを上回れば、AUMは減る。

ETF市場の成熟

暗号資産ETFは、資産運用会社にとって重要な成長領域だが、収益は基礎資産価格と市場心理に大きく左右される。第2四半期にはデジタル資産商品から31億ドルの純流出も記録した。

それでもBlackRockは、2030年計画の中で暗号資産事業の拡大を見込んでいる。ETFだけでなく、ステーブルコイン準備資産管理やトークン化商品への展開が次の焦点になる。

小宮滉

この記事の著者
小宮滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。
また、Web3・ブロックチェーン領域の開発を中心に活動しており、LINEおよびKakaoが支援するパブリックブロックチェーン「Kaia」のアンバサダーとしても活躍。LINEヤフー株式会社のグループ会社であるLINE NEXTとエージェンシー契約を締結し、LINE Mini Dappの導入支援を行っている。