通貨価値低下ヘッジの復活

米財務省の長期債買い戻し拡大を受け、ドル安と金利低下期待が強まり、Bitcoinと金が同時に買われている。市場では、財政赤字やインフレ、通貨価値低下への警戒から希少資産を買う動きが再び注目された。

Bitcoinは供給量が限定されているため、デジタルゴールドとしての物語を持つ。今回の相場では、その評価軸が改めて意識された。

リスクも残る

ただし、Bitcoinは金よりもボラティリティが高く、リスク資産として売られる場面もある。通貨価値低下ヘッジとしての物語が強くても、流動性が悪化すれば価格は大きく下がり得る。

投資家は、ドル指数、実質金利、ETFフロー、デリバティブ建玉を確認する必要がある。Bitcoinのマクロ資産化は進んでいるが、安定資産になったわけではない。

小宮滉

この記事の著者
小宮滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。
また、Web3・ブロックチェーン領域の開発を中心に活動しており、LINEおよびKakaoが支援するパブリックブロックチェーン「Kaia」のアンバサダーとしても活躍。LINEヤフー株式会社のグループ会社であるLINE NEXTとエージェンシー契約を締結し、LINE Mini Dappの導入支援を行っている。