マクロ要因が再び前面へ

暗号資産市場では、Bitcoinが65,000ドルを維持できず、XRPとEtherが下落を主導した。米CPI発表を前に、原油高やインフレ再燃への警戒が強まり、リスク資産全体のポジション調整が起きている。

暗号資産は独自材料で動く場面も多いが、流動性が薄い局面ではマクロ指標への反応が大きくなる。特にETFや先物を通じた機関投資家の参加が増えるほど、金利見通しとの連動は強まりやすい。

確認すべき市場指標

短期的には、CPI後の米金利、ドル指数、Bitcoin ETFの資金流入、先物建玉、オプションの下方ヘッジ需要が注目される。価格だけで判断すると、薄商いで生じるノイズを過大評価しやすい。

XRPやEtherの下落は、個別材料だけでなく、資金が一時的に現金化へ向かう局面として見る必要がある。反発の持続性は、スポット需要とデリバティブの過熱解消がそろうかで決まる。

小宮滉

この記事の著者
小宮滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。
また、Web3・ブロックチェーン領域の開発を中心に活動しており、LINEおよびKakaoが支援するパブリックブロックチェーン「Kaia」のアンバサダーとしても活躍。LINEヤフー株式会社のグループ会社であるLINE NEXTとエージェンシー契約を締結し、LINE Mini Dappの導入支援を行っている。