電力資産の再評価

Bitcoin採掘企業は、採掘で培った電力調達、土地、変電設備、冷却設備をAI・HPC向けデータセンターへ転用する動きを強めている。半減期後は採掘報酬が減り、BTC価格への依存も大きいため、収益多角化が重要になる。

市場は採掘企業を、単なるハッシュレート企業ではなく電力インフラ企業として評価し始めている。安価で安定した電力契約を持つ企業ほど、AI需要を取り込める可能性がある。

設備投資のリスク

AI・HPC転換にはGPU、冷却、送電、建屋、長期顧客契約が必要だ。採掘機を置き換えるだけではなく、設備投資を回収できる契約条件を確保しなければならない。

投資家は、採掘量、保有BTC、電力容量、契約期間、顧客信用、資本支出を合わせて見る必要がある。AI需要は大きな機会だが、実行力の差が企業価値を分ける。

小宮滉

この記事の著者
小宮滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。
また、Web3・ブロックチェーン領域の開発を中心に活動しており、LINEおよびKakaoが支援するパブリックブロックチェーン「Kaia」のアンバサダーとしても活躍。LINEヤフー株式会社のグループ会社であるLINE NEXTとエージェンシー契約を締結し、LINE Mini Dappの導入支援を行っている。